KeiganMotor(ケイガンモーター)はラピッドプロトタイピング(迅速な試作品製作)を主目的として開発されたモーターモジュール®型製品です。

DCブラシレスサーボモーターとそれを動かす電子部品を一体化して搭載しており、電源があればすぐにモーターを動かし、ロボットを作ることも可能です。

研究開発の場で、アイデア実現の強力なツールとなります。
製品のカタログは以下よりダウンロード下さい。

 

外部装置等は一切不要

コントローラーなどの外部装置は不要です。
製品自体に機能を覚えさせるか、スマートフォンなどを利用して操作します。
それにより現場での細かい操作変更も可能になります。

 

とにかく簡単

複雑な配線は不要です。市販のUSBモバイルバッテリー(DC5V)で動作し、スマートフォンやタブレットから、無線(Bluetooth Low Energy)で自由にコントロールできます。
また、PC等とUSBコネクタで接続することにより、有線での通信にも対応します。

ロボットを直感的につくる

KeiganMotor の専用アプリケーションを使用すると、「KeiganMotorに機能を割り当てる」というコンセプトにより、ロボットを直感的に作ることができます。割り当てた機能はアプリと本体LEDのカラーで確認することができます。複数のKeiganMotorをアプリから協調制御することが可能です。

動きを記録する

KeiganMotor を直接手で操作して、動きを記憶し、再生することができます。
この機能は本体のボタンだけで使用することができるので、他のデバイスは不要です。
もちろん、他のデバイスから使うこともできます。

その他、トルクのセンシング機能、無線で KeiganMotor どうしが直接連携する機能や、加速度・ジャイロセンサーによる姿勢制御も可能です。

スペック

モデル No. KM-1
最大トルク 3.0 kgf・cm (0.3N・m)以上
回転数 0.0001~260 rpm
通信方式 無線: Bluetooth Low Energy
有線: USB (Micro B) / I2C シリアル通信
ロータリーエンコーダー 14bit 磁気式エンコーダ(分解能 0.05度)
その他のセンサー 加速度・ジャイロ6軸センサー
電源 5V 最大2.4A USB Type A to C ケーブルより外部給電
(USBアダプタまたはUSBモバイルバッテリー使用可)
サイズ W 70mm x D 70mm x H 36mm
重量 340g (保護カバー有)

 

事故やKeiganMotorの故障を未然に防ぐため、はじめに「安全上のご注意」をお読みください。

 

ソフトウェア開発の概要

KeiganMotorは、以下の通信方法に対応しています。

Node.js(JavaScript), Python 等のライブラリを使用して、すぐに開発を始めることが可能です。

その他、コマンド(バイト列)を送信して直接制御することができる(ローレベルAPI)を公開しています。

 

 

 

最大供給アンペアについて

・「2.4A以上の給電能力が必要」と記載がありますが何Aまで供給が有効ですか?
3A以上も供給することはできますか?

KM-1シリーズの各種モーターは、内部の巻き線抵抗により、最大2.4Aまでしか供給できない仕組みになっております。
(消費最大電流が2.4Aとなっております。)

★角度制御を行うときの周期最小値について

 

USBシリアル接続の場合、サンプリング周期の最小値は10ミリ秒となっております。

※デフォルトは100ミリ秒です。
弊社pythonのライブラリを使用される場合、一部簡単なコード変更が必要です。

 

★高負荷時の安全機能について

以下のように高負荷で使用した場合、安全対策として自動的にモーターの励磁を停止します。

  • 最大トルクの約8割以上での使用時間が連続で180秒経過
  • マイコン温度60℃以上の状態が連続で120秒経過    

 

I2C のプルアップ抵抗

 

I2C のプルアップ抵抗を接続する場合、5V・3Vのどちらにプルアップしても問題ございません。
1kΩ~10kΩ 程度の範囲でまずお試し下さい。