モーター動作中に以下のような症状が起こる場合、KeiganMotor に電源を供給する機器(モバイルバッテリーやUSBアダプタなど)の保護機能により、電源供給が瞬断されている場合があります。
- モーターが再起動する(LEDが一瞬消えて、ゆっくり点灯する)
- USB、I2C、Bluetoothなどの接続が切断される
KeiganMotor は、内部の回路により 2.4A以下の電流消費となる設計ですが、以下のような場合、2.4A を上回ることがあります。
- モーターの制動時
- 減速機やベルトなどを介して大きな慣性を動かすとき
対策
電源を変更する
KeiganMotor に電源を供給する機器は、こちらを参照ください。
その他、2つのUSB Type-A ポートから 1つの USB Type-A ポートに変換するためのY字型ケーブル(ダブルケーブル)などで、電源供給能力を向上させることができます。
電源ケーブルを見直す
ソフトウェアで対応する
Pythonであれば、下記関数を使用して、電流を例えば 6.0 に設定してください。
こちらのデフォルト値は、各モーターによって異なります。
- KM-1S-M6829・・・7.8
- KM-1U, KM-1S-M4021, KM-1S-M4625・・・6.5
無次元ですが、上記の値で、実電流 2.4A の制限となります。これを抑えることで、瞬断を回避できる場合があります。
https://github.com/keigan-motor/pykeigan_motor/blob/c76220b906048545d43b96b30929969d953e0866/pykeigan/controller.py#L368
def set_limit_current(self,limit,identifier=b'\x00\x00'):
使い方
dev.set_limit_current(6.0)
例えば M6829 の場合は、上記により最大消費電力を、
6.0 / 7.8 = 約 77 % に抑えることができます。(※ その分最大トルクも低下します。)